思いやりのある子どもに育てるには

思いやりのある子どもになって欲しい

ほとんどの親が自分の子供に求めますよね。

思いやりって自然と育つのでしょうか?

もちろん親の背中を見て育つので、‘自然に”親を見て育ちます。

子どもは親を映す鏡だとはよく言ったものです。

そうはいっても具体的な方法を知りたいですよね。

相手の気持ちになることを教えましょう

思いやりのある人になってほしいと言いながら、側から壊している親もいます。

保育園での出来事。

下駄箱前で、隣の子どもが靴をうまくはけない時、自分の子どもが「大丈夫?手伝ってあげようか?」と話しかけている時に、その子の母親が「そんなおせっかいを焼いていないで、早く自分のことして帰ろう!」と言ってるのを見かけたことがあります。これは「人のことなど考えるのはよしなさい」と言っているのと同じですよね。

ある程度大きくなったら、臨機応変に対処するということもあると教える必要もありますが。しかし、幼い子供であれば、まず自分まずは友達のことを気遣っているのを褒めるのが先でしょ。

その場で言うと困ってる友達が傷つくこともありますから、友達と別れてから「さっきはお友達に優しくできてエラかったね!」と言うのがベターです。子供はとても嬉しそうな顔になるはずです。

相手の気持ちになるということを「さりげなく」教えることが大切

 

「相手の気持ちになって考えようね」って言って押し付けてもなかなか理解できるものではありません。平凡かもしれませんが、絵本や物語を使って登場人物の気持ちになることは子どもにとっても楽しく学べる機会になります。同時に本読むことの楽しさも覚えることができるし、字を覚えることだってできるので、絵本はとてもオススメです。

たとえば、「みにくいアヒルの子」のような典型的な仲間外れの場面があるお話。この場合、単純に「いじめてはいけないよね」ということ言っても、小さい子どもにはまだあまり伝わらないことが多いです。それよりも、最後まで何度か読んで、その後、仲間はずれにされた場面に戻って、「仲間外れにされちゃったアヒルはどんな気持ちかな?」と子どもと話し合うこと。「仲間はずれにされちゃったアヒルは一人ぼっちになっちゃったね?」と一人ぼっちになる場面を想像させるのです。それでも、なかなか感情がうまく動いていない感じだったら、親が手助けする番です。

「小春が仲良くしているお友達が周りからいなくなっちゃったら寂しいよね?」「一緒に遊びたいと思っても、○○やんも、■■ちゃんも遊んでくれなかったら辛いよね?」と、仲の良い子の名前を具体的に上げたら想像できやすいと思います。

うちの子はすぐに想像して、泣き出してしまうので、そんな時はこれ以上強い刺激を与えない方がいいです。トラウマになってしまうので。

いじめられた側の気持ちになって考えられるように

仲間外れになった側の立場を理解できたかな?と親が感じたら、そこまででOKです。

大切なことは「いじめはダメ」というそのものを教えることではなく、いじめられた結果、いじめられた側の子どもはどんな思いをするのかということを考える癖をつけることです。

それが相手の立場になって考えられる「思いやりをもった子どもに育てる」ということです。

自分が感じた痛みを忘れないようにさせることが、親がしてあげられる本当の優しさ

  

これはちょっと、厳しい言い方ですが、子ども自身が痛い目に合うことが一番思いやりを持てるようになるでしょう。

転んで擦りむいてしまったら、痛くて泣きますよね。その時は慰めてあげて、気持ちを落ち着かせます。

また、心の傷を負った時もそうです。友達とケンカして、辛かった時など、その時は気持ちを汲んであげて慰めます。

さて、次が大事!後日、何かにつけて転んだ時の話を持ち出すのです。

え~!嫌なことを思い出させたらかわいそう~!と思いますよね。

「あの時は痛かったよね。」「お友達とケンカした時は辛かったよね。」とその時の気持ちを忘れないようにしてあげるのが本当の親のやさしさだと思っています。

子どもがせっかく経験した‘辛いこと” 。この経験を生かさないほど無駄なことはないと思うようになってきました。

小春が妹の遊んでいるおもちゃを取った時の話。

「保育園で、お友達が小春の使っていたおもちゃを持って行っちゃったこと覚えてる?あの時、辛かったよね。貸してって言ってもらえたら貸したのに…って言ってたよね?」

と思い出させました。そうすると、たちまち悲しい顔になって、妹におもちゃを「ハイ。どうぞ」と小声で差し出したのです。

自分がされた辛い経験を妹にもしてしまっているんだ…と小さい子どもながらに思ったのでしょうね。

まとめ

相手の痛みが理解できるようになるのが、何より「思いやりの気持ちを持てる子」に育てるためには必要だと感じました。相手に対して思いやりを持って接することができるようになれば、結果的に自分にも思いやりを持ってもらえるようになります。

少しずつ少しずつ辛いことも経験しながら大きくなっている子どもを見て、「頑張れぇ~!」と心の中で応援している母でした。